Windows上で、AccessやクライアントアプリケーションからMySQLのデータを操作するためにODBC接続設定をしたので、ODBCドライバーのインストールから設定までの流れをまとめました。
1.ODBCドライバーのダウンロード
ODBCドライバは各データベース用に用意する必要があるため、MySQL専用のODBCドライバーをこちらからダウンロードします。
Windows用のODBCドライバをダウンロードするため、Select PlatformからWindowsを選択(デフォルトはWindowsなので何もしなくて良い)し、インストーラーまたはZIP形式を選択し、システムの環境(32bitか64bit)に合わせてダウンロードする。今回はインストーラーを使ってインストールし、32bit版のインストーラーをダウンロード。
※32bitか64bitのどちらを選択するかは、こちらを参考にしてください。
OracleのWebアカウント登録または、ログインを求められますが、アカウントが無くてもダウンロードできるため、今回は「No thanks, just start my download.」を選択し、ダウンロード開始。
2.インストール - 開始
ダウンロードしたファイル(今回はmysql-connector-odbc-5.2.6-win32.msi)をダブルクリックしてインストールを開始します。
3.インストール - 規約の確認
4.インストール - オプションの選択
インストールオプションを選択します。通常は推奨パターンのTypicalで良いでしょう。Nextをクリックするとインストールが始まります。
5.インストール - インストールの開始と終了
インストールが完了したらFinishをクリックしてダイアログを閉じます。
6.ODBCの設定 - 設定ダイアログを開く
Windowsのコントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ >> 管理ツール >> データソース(ODBC)」を選択してODBCデータソースアドミニストレーターを開きます。
Windows7などで、64bit環境のOSを使っていて、32bit版のODBCを設定したい場合には「%systemdrive%\Windows\SysWoW64\Odbcad32.exe(C:\Windows\Syswow64\odbcad32.exe)」からODBCデータソースアドミニストレーターを開きます。
7.ODBCの設定 - ドライバーの確認
ドライバータブをクリックし、MySQLのドライバーがインストールされていることを確認します。
8.ODBCの設定 - ドライバーの追加
ユーザーDSN、システムDSN、ファイルDSNのいずれかをクリックし、追加をクリックします。
どのDSNを選択すれば良いのかは、こちらを参考にしてください。
9.ODBCの設定 - ドライバーの選択
MySQLのODBCドライバーは2種類入っていますが、今回はUnicode Driverを選択しました。基本的にはUnicode Driverを選択すれば良いらしいですが、、ここについては、もう少し調べたら記事にしたいと思います。
10.ODBCの設定 - MySQLへの接続パラメータの設定
いよいよMySQLへの接続パラメータの設定になります。ここのパラメータは接続先のサーバに合わせて設定してください。
Data Source Name | ODBC設定を呼び出す時の名前になります。そのため、何でも良いですが、わかりやすい名前を付けるのが良いでしょう。 |
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Description | このODBC設定に関する説明文です。ODBCの名前だけでは、わかりにくい場合は補足で記載しましょう。必須ではありません。 |
TCP/IP Server, Port | 一般的にはこちらの接続方法になると思います。対象となるサーバのIP Addressとポート番号を入力します。 |
Named Pipe | 名前付きパイプ接続にする場合は、こちらを選択し、対象サーバの名前を入力します。 |
User | MySQLの対象データベースにアクセスするためのユーザーを入力します。 |
Password | MySQLの対象データベースにアクセスするためのパスワードを入力します。 |
Database | データベース名を選択します。ここで、データベースが選択できなければ、ここまでの入力内容に間違いがあると思いますので、確認をしましょう。 |
入力が終わったら、Testボタンをクリックし、上記のダイアログが表示されればOKです。
Detailsボタンをクリックすると、細かな設定ができますが、今回はDetailsの項目は設定していません。
OKをクリックしてダイアログを閉じて終了です。